陶器と洋食器のイメージ

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料亭やレストラン、家庭などで食事をするときに必ず使う食器には、大きく分けて日本料理使われることが多い陶器と洋食で使われることが多い洋食器という2つの種類があります。日本は、戦後になって西洋の文化が大量に入ってきて以来、家庭でも洋食器を使うことが多くなり、現在ではどちらも使っているという家庭が多くなってきています。

洋食器は、セットになっていることが多く、テーブルにつく人全員が同じ食器を使い、さらに、サラダやスープ、メインやデザートなどに使う皿がそろっている場合もあり、統一感があることが美しいとされるイメージがあります。陶器の和食器の場合には、自分の専用食器があったり、それぞれの年代や性別などに合わせた器が選ばれることや料理に合わせた器が選ばれることが多く、料理や食卓をトータルでとらえた時の統一感が重視されます。

洋食器は、食器に注目した時の統一感や高級感を楽しむことに重きを置いていることに比べて、陶器では、陶器自体が持つ季節感や美しさを、使う人がどのように感じるかということに重きを置いて選ばれることが違いです。色や形などを見て楽しむことに加え、持った時の重さや肌触り、口をつけた時の感触など五感をフルに使って楽しむイメージが陶器にはあります。